
サブロー
【危険物乙6】受験者必読 !!『危険物取扱者試験 乙6 』の資格取得を最終的な目的とし、試験に出そうな内容をピックアップして出題します。丸暗記するくらい解いていきましょう!!!
Question.61 第6類のハロゲン間化合物の危険物を除き、火災方法として一般的に誤っている組み合わせはどれか。
分類:危険物の消火方法
A:ハロゲン化物消火剤を使用する。
B:霧状の水を噴射する。
C:乾燥砂で覆う。
D:炭酸水素塩類を含む粉末消火剤を放射する。
E:霧状の強化液消火剤を使用する。
1. AとB。
2. BとE。
3. BとC。
4. AとD。
5. CとD。
+正解は・・・・・(クリックして下さい)
Answer.61:4
【解説・補足】
A: (〇) ハロゲン化物消火剤を放射する。
B: (✖) 霧状の水を噴射する。
C: (✖) 乾燥砂で覆う。
D: (〇) 炭酸水素塩類を含む粉末消火剤を放射する。
E: (✖) 霧状の強化液消火剤を使用する。
一般に水系を使用し、"ハロゲン化化合物消火剤”、”二酸化炭素消火剤”、”炭酸水素塩類を含む粉末消火剤”は使用しない。
よって【AとD】の4が正解。
Question.62: 過酸化水素の性状について、次のうち正しいものを選べ。
分類:危険物の性質
1. 水より軽く、無色の液体である。
2. 水に溶けにくい。
3. 不安定な物質なので、分解を防止するために安定剤が加えられる。
4. 熱や光によって容易に水素と酸素に分解する。
5. 高濃度のものは引火性を有している。
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Answer.62:3
【解説・補足】
1. (✖) 水より軽く、無色の液体である。
⇨水より重いので、間違い。(過酸化水素の比重は1.5程度)
2. (✖) 水に溶けにくい。
⇨水に溶けやすいので、間違い。
3. (〇) 不安定な物質なので、分解を防止するために安定剤が加えられる。
⇨問題分の通り。安定剤として【尿酸】【アセトアニリド】【リン酸】が挙げられる。
4. (✖) 熱や光によって容易に水素と酸素に分解する。
⇨水素ではなく水であるので、間違い。熱と光により水と酸素に分解する。
5. (✖) 高濃度のものは引火性を有している。
⇨高濃度でも引火性はないので、間違い。
Question.63: 硝酸の漏洩に際しての注意事項として、誤っているものを選べ。
分類:危険物の性質
1. 可燃物と接触させないように注意する。
2. 発生する蒸気は毒性が強いので吸い込まないように注意する。
3. 多量にこぼれた場合、水酸化ナトリウムを投入して中和する。
4. 大量の乾燥砂で流出を防止する。
5. 衣類や体に付着しないように注意する。
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Answer.63:3
【解説・補足】
1. (〇) 可燃物と接触させないように注意する。
⇨問題分の通りである。
2. (〇) 発生する蒸気は毒性が強いので吸い込まないように注意する。
⇨問題分の通りである。
3. (✖) 多量にこぼれた場合、水酸化ナトリウムを投入して中和する。
⇨多量にこぼれた際は、土砂等をかける、水で洗い流す、ソーダ灰(炭酸ナトリウム)や消石灰(水酸化カルシウム)で中和するのが適切。
4. (〇) 大量の乾燥砂で流出を防止する。
⇨問題分の通りである。
5. (〇) 衣類や体に付着しないように注意する。
⇨問題分の通りである。
Question.64:五ふっ化臭素について、次のうち誤っているものを選べ。
分類:危険物の性質
1. 気化しやすく、常温(20℃)で発火する。
2. ほとんどの金属、非金属と反応してふっ化物を生成する。
3. 常温で無色の液体である。
4. 容器は密栓して貯蔵する。
5. 消火には、リン酸塩類を使用した粉末消火剤、または乾燥砂を用いる。
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Answer.64:1
【解説・補足】
1. (✖) 気化しやすく、常温(20℃)で発火する。
⇨沸点が41℃と低く、気化しやすいが、不燃性なので単独では発火はしないので、間違い。
2. (〇) ほとんどの金属、非金属と反応してふっ化物を生成する。
⇨問題分の通りである。
3. (〇) 常温で無色の液体である。
⇨問題分の通りである。
4. (〇) 容器は密栓して貯蔵する。
⇨問題分の通りである。
5. (〇) 消火には、リン酸塩類を使用した粉末消火剤、または乾燥砂を用いる。
⇨問題分の通りである。
Question.65:ハロゲン間化合物の性状について、誤っているものを選べ。
分類:危険物の性質
1. 一般に水に溶けやすいため、火災時には水系の消火剤が有効である。
2. ふっ化物の多くは無色の揮発性の液体である。
3. 2種のハロゲンが電気陰性度の差によって互いに結合されている。
4. 強力な酸化剤である。
5. 多くの金属や非金属を酸化して、ハロゲン化物を生じる。
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Answer.65:1
【解説・補足】
1. (✖) 一般に水に溶けやすいため、火災時には水系の消火剤が有効である。
⇨ハロゲン間化合物は水に溶けず、また水と激しく反応するので消火剤としては不適切であるので、間違い。
2. (〇) ふっ化物の多くは無色の揮発性の液体である。
⇨問題分の通りである。
3. (〇) 2種のハロゲンが電気陰性度の差によって互いに結合されている。
⇨問題分の通りである。(電気陰性度とは電子を引きつける力のことであり、差が小さいほど安定する。)
4. (〇) 強力な酸化剤である。
⇨問題分の通りである。
5. (〇) 多くの金属や非金属を酸化して、ハロゲン化物を生じる。
⇨問題分の通りである。

モグゾー
それでは、今回はここまで。最後までお読みいただきありがとうございました!
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2021年3月10日公開 | 2021年3月10日更新