
乙4講座のほうには、『法令』『物理・化学』の分野の講座がありますので、下記にあるINDEXからご確認ください。
第2回目の対策講座の今回は、
【過塩素酸の性状】(分類:乙6類)
の説明をしていきますので、よろしくお願いします。
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危険物取扱者試験 乙4種対策講座用INDEX
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目次
過塩素酸の性状・特徴
・化学式:HCLO4
・比重:1.77 (1 以上 (共通性質)) 融点:-112℃ 沸点:39℃
・指定数量:300kg(共通性質)
・不燃性である。(共通性質)
・無機化合物である。(共通性質)
・無色の液体である。(共通性質)
・第1類の過塩素酸塩類を蒸留して作られる。
・極めて不安定で強力な酸化剤
・発煙性液体(空気中で発煙する)
・不安定で放置しておくと分解する。通常は60~70%の水溶液として使用。
・水と接触すると音を発して発熱する。
・無水酢酸やアルコールなどの可燃性有機物と急激に反応して発火、または爆発することがある。
・紙、木粉と接触すると自然発火することがある。
・皮膚を腐食する。
・蒸気(塩化水素)は有毒。
・分析化学用の試薬、金属の融解、有機合成用の触媒として使用される。
・火気、加熱、可燃物との接触で発火・爆発する。
・空気で発煙する。
・皮膚を腐食する。
・蒸気は目や粘膜を刺激する。
過塩素酸の取扱いと貯蔵
・火気・加熱を避ける。
・有機物、可燃物と接触しないようにする。
・容器は密封し、冷所に貯蔵する。
※徐々に分解、黄変し、やがて分解生成物が触媒となって爆発的に分解する。
⇨定期的に検査を行い、汚損、変色している場合は破棄する。
・通風・換気に注意する。
・金属と激しく反応するので、金属製の容器は使用できない。
過塩素酸の消火方法
・体は不燃物なので、燃焼物に応じて対応する。
・大量の水による注水消火(冷却消火)が有効的。

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