
乙4講座のほうには、『法令』『物理・化学』の分野の講座がありますので、下記にあるINDEXからご確認ください。
第1回目の対策講座の今回は、
【第6類の性状】(分類:乙6類)
の説明をしていきますので、よろしくお願いします。
Coming soon!
危険物取扱者試験 乙4種対策講座用INDEX
|
第6類の性状
第6類の危険物は、消防法別表第1の第6類の品名欄に掲げるもので、酸化性液体と呼ばれ、下記のものが挙げられる。
・過塩素酸(HCLO4)
・過酸化水素(H2O2)
・硝酸(HNO3)
・その他のもので政令で定めるもの(ハロゲン間化物:一ふっ化臭素、三ふっ化臭素、五ふっ化臭素、五ふっ化ヨウ素など)
・前各号に掲げるものののいずれかを含有するもの
性状としては、
・指定数量は300Kgになる。
・状態:液体
・燃焼性:不燃性
・比重は1より大きく、水によく溶ける。
・無機化合物である。
・酸化力が強く、自らは燃えないが、可燃物や有機物を酸化させ、発火する場合がある。(強酸化剤)
・腐食性があり、皮膚を侵す。
・第6類の中には水と激しく反応し、発熱するものがある。
・第6類の中には有毒な蒸気を発生させるものがある。
・第6類の中には刺激臭を発するものがある。
・危険等級は第6類は全て等級【Ⅰ】である。
<h2>第6類の貯蔵・取扱い</h2>
・他の可燃物、金属との接触、混合を避ける。
・貯蔵には耐酸性の容器等を用いる。
・皮膚や衣類に付着しないように注意する。
・水分や湿気に注意する。
・分解を促す物品との接触を避ける
・加熱を避ける。
・過酸化数素を除き、容器は密封する。
・第1類のみ同時貯蔵が可能である。(第2、3、4、5類とのは混載不可。下表参照)
<h2>第6類の消火方法</h2>
・一般に水、泡消火剤を用いて消火する。注水消火は発熱を伴うので適当ではないが、霧状の水であればOK。少量の危険物の場合には、大量の水をかけて洗い流す。
※二酸化炭素、ハロゲン化物を用いた消火設備、炭酸水素塩類が含まれている消火粉末は避ける。
・状況により、多量の水を使用する場合は、危険物が飛散しないように注意する。
・危険物の流出事故の時は、乾燥砂をかけるか中和剤で中和する。
・消火時は火災現場の風上に位置し、発生する有毒な蒸気(ガス)の吸引を防ぐためにマスクをする。

下の講義内容も是非ご覧下さい!!
関連
危険物乙6 次回の講義内容(第2回)