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【スキルアップ-危険物乙4】『火災の種類・消火器』_第19回

消火の様子
サブロー
【危険物乙4】受験者必読 !!『危険物取扱者試験 乙4 』の資格取得を最終的な目的として解説をしていきたいと思います。資格取得を目指して頑張りましょう!

第19回目の対策講座の今回は、
【火災の種類・消火器】(分類:物理学・化学#6)
の説明をしていきますので、よろしくお願いします。

↓危険物取扱者試験 乙4対策講座のINDEXは下記リンクをご覧ください(随時更新予定)↓
危険物取扱者試験 乙4種対策講座用INDEX

《危険物乙4種 今日のチャレンジ問題》

今回の講座の範囲に捕らわれず、試験に出そうな問題を1題出題します(^o^)

少しずつ問題に慣れていきましょう!

Q.ジエチルエーテルについての記述で、次のうち正しいものはどれか?

1. 沸点は低く、揮発性は極めて小さい
2. 蒸気は麻酔性が強く、空気より軽い
3. 引火点はガソリンより低く、燃焼範囲はガソリンより狭い
4. 直射日光を長時間あてると過酸化物を生じて危険である
5. 比重は水より小さい

+正解は・・・・・(クリックして下さい)

正解:4         ジエチルエーテルは特殊引火物(指定数量:50ℓ)

1. 沸点は低く、揮発性は極めて小さい

✖→沸点は低い(34.6℃)だが、揮発性は大きい

2. 蒸気は麻酔性が強く、空気より軽い

✖→蒸気に麻酔性はあるが、空気よりは重い(2.6)

3. 引火点はガソリンより低く、燃焼範囲はガソリンより狭い

✖→引火点(-45℃)はガソリン(-40℃)より低いが、燃焼範囲(1.9~36vol %)はガソリン(1.4~7.6vol %)より広い

4. 直射日光を長時間あてると過酸化物を生じて危険である

〇→問題の通り、過酸化物を生じて加熱や衝撃により爆発する可能性がある

5. 比重は水より小さく、水に溶ける

✖→比重は0.71で水より小さいが、水にはほとんど溶けない

参考講座☞☞☞  【特殊引化物】-【危険物乙4】資格取得#12




火災の区分

1.普通火災(A火災):紙・木材・布などの繊維など普通可燃物の火災

2.油火災(B火災):ガソリンなどの可燃性液体による火災

3.電気火災(C火災):電線・変圧器・モーターなどの電気設備の故障等による火災

消化器の表示

消火器には、1項で前述したA・B・C火災にそれぞれ適応した消火器表示をする必要がある。(下イラスト参照)
火災の種類

消化器の種類

消火器にはそれぞれの火災に適応した様々なものがある。
消火器の種類には、消火器、強化液消化器、泡消火器、二酸化炭素消化器、ハロゲン化物消化器、粉末消火器がある。

消化器の特徴

水消火器

① 水は気化熱(蒸発熱)及び比熱が大きいので冷却効果が大きい。
② 水は油火災・電気火災に使用できない → 油火災では油が水に浮き、火面を拡大する危険性がある。電気火災に棒状注水すると、感電する。
③ 水は蒸発すると約1700倍に膨張し、空気中の酸素と可燃性ガスを希釈する作用がある。

強化液消化器

① 水に炭酸カリウムを加えた濃厚な水溶液で、水の消火力を強化した消火剤である。
② 放射された薬剤の冷却作用により普通火災に適応し、霧状に放射すれば抑制作用(負触媒作用)により油火災・電気火災にも適応する。
③ 再燃防止作用があり、一度消火すると再び燃え出すことがない。
④ 凍結温度が約-30℃なので、寒冷地でも使用できる。

泡消火器

① 燃焼物を泡でおおって、空気を遮断して窒息消火する。非水溶性(ガソリン等)の油火災には最適の消火剤である。
② 一般の泡消火剤は、水溶性液体(アルコール類、アセトン、酢酸)に触れると泡が溶けて消えるため、消火効果がない。
③ 水溶性液体の消火には、水溶性液体用泡消火剤(耐アルコール泡消火剤)使用する。水に溶けるアルコール類、アセトン等の消火に適している。
④ 電気火災には、感電する危険があるので使用できない。

二酸化炭素消化器

① 二酸化炭素(炭酸ガス)は、空気より重いので燃焼物を覆って窒息消火する。
② 室内では、人を退出させて使用する →  ⇨⇨⇨ 酸欠により窒息死のおそれがある。
③ 消火後の汚損が少ない。 → 粉末消火剤や泡消火剤のように機器類を汚損しない。

ハロゲン化物消化器

①比重の大きいハロゲン化物の気体で燃焼面付近の酸素を置き換えて遮断する。
②窒息効果と抑制効果(負触媒効果)がある。
③電気の不良導体なので電気火災にも適応。
※ハロゲン化物に触れると、自然発火する物質や有毒ガスを発生させる物質、反応する物質には適用できない。(下記例)

黄りん ⇨⇨⇨ 有毒ガス発生
アルミニウム粉 ⇨⇨⇨ 自然発火
亜鉛粉 ⇨⇨⇨ 自然発火
カリウム ⇨⇨⇨ 激しく反応
ナトリウム ⇨⇨⇨ 激しく反応
アルキルアルミニウム ⇨⇨⇨ 有毒ガス発生
リチウム ⇨⇨⇨ 激しく反応
バリウム ⇨⇨⇨ 反応
ジエチル亜鉛 ⇨⇨⇨ 有毒ガス発生

粉末消火器

粉末消火剤は、下記の種類があり、薬剤の『窒息効果』と『抑制効果』によって消火する。

炭酸水素塩等

炭酸水素ナトリウムを主成分としたもの(Na)、炭酸水素カリウムを主成分としたもの(K)、炭酸水素カリウムと尿素を主成分としたもの(KU)があり、消火作用としては、窒息効果と抑制効果がある。

この薬剤を用いた消火器は、油火災(B火災)、電気火災(C火災)に対応できるため、「BC消火器」という。

リン酸塩類等

主成分は、リン酸アンモニウム。窒息効果と抑制効果がある。薬剤が電気の不良導体なので電気火災にも対応。

この薬剤を用いた消火器は、普通火災(A火災)、油火災(B火災)、電気火災(C火災)の全てに対応できるため、「ABC消火器」という。

油火災に不適切な消化器

①水消化器

⇨ 第4類の危険物のような油火災に放射すると、比重が水より小さい油が水に浮いて炎が広がり、被害が拡大する恐れがある。

②強化液消火器

⇨ 棒状に放射する強化液消化器は、流動性のある油類に放射すると、被害が拡大する恐れがある。

<まとめ>
冷却消火…「水」「泡」「二酸化炭素」「強化液」
窒息消火…「泡」「二酸化炭素」「ハロゲン化物」「粉末」
抑制消火…霧状の「強化液」「ハロゲン化物」「粉末」
普通火災に対応できる…「二酸化炭素」「ハロゲン化物」以外
油火災に対応できる……「水」と「棒状の強化液」以外
電気火災に対応できる…「棒状の水」「棒状の強化液」「泡」以外

モグゾー
それでは、今回はここまで。最後までお読みいただきありがとうございました!
下の講義内容も是非ご覧下さい!!

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危険物乙4 前回の講義内容(第18回)
【スキルアップ-危険物乙4】『燃焼のしかた』_第18回

2020年9月22日公開 |2020年10月4日更新

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