
第22回目の対策講座(手法編#14)の今回は、
【新QC7つ道具 #1-親和図法】
の説明をしていきますので、よろしくお願いします。

QC=Quality Controlの略で品質管理の意味。また職場内で自発的に集まった少人数の集団が、製品・サービスの品質管理や改善、不具合品の低減、安全対策に取り組む(QC活動)ことをQC活動という。
↓QC(品質管理)検定の概要に関しては、下記リンクをご覧ください↓ 目次 サブローこんにちは。サブローです。 本日はQC検定(品質管理検定)について説明をしていきますので、よろしくお願いします。 目次 QC検定とは? QCとは【Quality Control】の略であり、本 ... 続きを見る
【QC検定対策】 QC(品質管理)検定とは?(2020年度版)
↓QC(品質管理)検定講座のINDEXは下記リンクをご覧ください(随時更新予定)↓ サブローQC(品質管理)検定に関する説明が増やして行く予定なのでリンクに飛ぶような目次(INDEX)を作りました。 随時更新していくので、よろしくお願いします。 モグゾー対象級を記載していますが、あく ... 続きを見る
【QC検定2級対策】講座-目次(INDEX)
新QC7つ道具
新QC七つ道具とは、QC7つ道具が「数値データ」を分析する手法に対し、主として「言語データ」をわかりやすく図に整理することによって、混沌としている問題の解決を図っていく下記7つの手法です。これらは、製造現場を中心に展開されていたQCサークル活動が、TQCへと進展し、設計開発部門、営業部門などの間接部門へ活動範囲が広がるのにつれて、問題の解決手法や創造、発想手法を組み入れ、問接部門で活用できるQC手法として、開発されたものです。
①親和図
②連関図法
③系統図法
④マトリックス図法
⑤アローダイアグラム法
⑥PDPC法
⑦マトリックス・データ解析法
今回の講座では、【親和図法】を説明していきます。
【親和図法】
◎:内容を実務で運用できるレベル
○ :内容を知識として理解しているレベル
△:言葉を知っている程度のレベル
×:出題範囲ではない項目
【親和図法】は、原因のはっきりしない問題について、いろいろな人が自由に意見をだして、親和性(関連性)の高いデータをひとまとまりにして、整理し、問題の原因や要因をわかりやすくして、見える化し、解決すべき問題の所在や携帯を明らかにしていく方法です。
『KJ法』を品質問題解決手法のための情報整理に活用したのが、【親和図法】といえます。『KJ法』は、文化人類学者の川喜多二郎(かわきたじろう)さんの頭文字KJ(KawakitaJirou)からつけられたデータをまとめる方法論として考案したものです。問題解決手法で、『ブレーンストーミング』で、創造的に自由にうみだされたアイデアを、メモ紙や付箋、ポストイットに書いて、模造紙などに整理して問題を解決するような全員参加型の取り組みであり、【親和図法】も同様のやり方で行います。
【親和図の作り方】
1)テーマを決めます。
2)ブレーンストーミング法(BS法)などによって、付箋等に書いてもらって言語データを集めます。
3)言語データを1カードにつき、1情報として、30文字程度の文字数で具体的に文章化します。
4)2、3枚ずつを目安に、意味が似ているカードを合わせます。ここは文章の意味の近さ、つまり親和性で合わせていきます。
5)合わせたカードの意味の共通箇所を考慮し、1文章に要約して見出しを作ります。
6)カード合わせと見出し作りを繰り返します。
7)図解化します。
【ブレーンストーミング法】
ブレーンストーミングのルールとしては、
1)他人の意見を批判しないこと。(批判すると意見を出しにくくなる)
2)自由にどんどん思いついたことを意見としてだすこと。奇妙でもくだらない意見でもOK!
3)質より量を重視し、たくさんのアイディアをみんながだすこと。(全員参加)
4)他人の意見を参考に、アイデアを加えて、結合してふくらませること。
などがあり、言語データを自由な発想で、論理的なグルーピングとラベルづけを行い、問題を整理していくという手法になります。

下の講義内容も是非ご覧下さい!!
関連
QC検定対策 前回の講義内容(第21回)
【スキルアップ-危険物乙4】『危険物取扱者とは』_第2回
QC検定対策 次回の講義内容(第23回)
[/st-mybox]