
第23回目の対策講座(手法編#15)の今回は、
【新QC7つ道具 #2-連関図法】
の説明をしていきますので、よろしくお願いします。

QC=Quality Controlの略で品質管理の意味。また職場内で自発的に集まった少人数の集団が、製品・サービスの品質管理や改善、不具合品の低減、安全対策に取り組む(QC活動)ことをQC活動という。
↓QC(品質管理)検定の概要に関しては、下記リンクをご覧ください↓ 目次 サブローこんにちは。サブローです。 本日はQC検定(品質管理検定)について説明をしていきますので、よろしくお願いします。 目次 QC検定とは? QCとは【Quality Control】の略であり、本 ... 続きを見る
【QC検定対策】 QC(品質管理)検定とは?(2020年度版)
↓QC(品質管理)検定講座のINDEXは下記リンクをご覧ください(随時更新予定)↓ サブローQC(品質管理)検定に関する説明が増やして行く予定なのでリンクに飛ぶような目次(INDEX)を作りました。 随時更新していくので、よろしくお願いします。 モグゾー対象級を記載していますが、あく ... 続きを見る
【QC検定2級対策】講座-目次(INDEX)
新QC7つ道具
新QC七つ道具とは、QC7つ道具が「数値データ」を分析する手法に対し、主として「言語データ」をわかりやすく図に整理することによって、混沌としている問題の解決を図っていく下記7つの手法です。これらは、製造現場を中心に展開されていたQCサークル活動が、TQCへと進展し、設計開発部門、営業部門などの間接部門へ活動範囲が広がるのにつれて、問題の解決手法や創造、発想手法を組み入れ、問接部門で活用できるQC手法として、開発されたものです。
①親和図
②連関図法
③系統図法
④マトリックス図法
⑤アローダイアグラム法
⑥PDPC法
⑦マトリックス・データ解析法
今回の講座では、その中の【連関図法】を説明していきます。
【連関図法】
◎:内容を実務で運用できるレベル
○ :内容を知識として理解しているレベル
△:言葉を知っている程度のレベル
×:出題範囲ではない項目
【連関図法の作り方】
1)問題(テーマ)の設定
⇒問題点(テーマ)を決めます。模造紙等の大きな紙を準備し、その中央に目立つように色を変えるなどして記載します。(下の図では2重線で囲んでいます)
2)一次要因の決定
⇒問題を引き起こしている原因を探り、枠で囲んで問題の周りに書きます。これを一次要因といいます。大体2~5つ程度は出しましょう。
また、一次要因に関する数値データや画像などがあれば横に貼付しておくとグループ内で共有できます。そして一次要因から結果(問題)へ矢印を引きます。
要因の洗い出しについては、BS法(ブレーンストーミング法を活用して、思いつく者をどんどん挙げていきましょう!!)
※ブレーンストーミングについては下記リンク先にて説明していますので、ご覧ください。
3)二次要因の決定
⇒出てきた一次原因を【結果】と捕らえて、それに対する原因(二次原因)を記載し、関連のある一次原因とを矢印で繋げます。
4)三次要因、四時要因への深掘り
⇒1つの二次要因を結果として「なぜこの二次(三次)要因が発生するのか」を考えていきます。そして3)と同様に三次(四次)次要因を書いていき、三次(四次)要因から二時(三次)要因へ矢印を引きます。以降も同様な流れでさらに下位の原因を書き込んでいく作業を繰り返します。そして最終的に全ての原因と結果を繋げます。ここでは「なぜ、なぜ」と原因を考えることが大切です。原因を考える中で他責的に考えられる原因があれば、自責的な見方に変えることも重要です。
5)因果関係の確認
⇒相互に関連している要因があれば、そこにも矢印を加えます。他に漏れがないかを確認し、原因の追記、修正を行い全体的な見直しを行うことにより主要原因を絞り込んでいきます。
6)重要要因の決定
⇒問題を解決する要因となる重要要因を決定します。これは末端にある要因や関係線が集中しているものになることが多いです。目立つように色を変えたり、太くしたり、囲ったりしましょう。
【特性要因図との違い】
「連関図法」はQC七つ道具の「特性要因図」と似ています.ただ特性要因図は一つの特性に対し,複数の構造化された要因を持つツリー型の表現に対し,「連関図法」はツリー型を含めたさまざまな表現形式をとることができる点が違います.
※特性要因図については、下記リンク先をご覧ください。

下の講義内容も是非ご覧下さい!!
関連
QC検定対策 前回の講義内容(第22回)
『親和図法』-【QC検定の対策講座】#22
関連
QC検定対策 次回の講義内容(第24回)