
第32回目の対策講座(実践編#11)の今回は、
『業務分掌』『責任と権限』『管理項目』
の説明をしていきますので、よろしくお願いします。
QC=Quality Controlの略で品質管理の意味。また職場内で自発的に集まった少人数の集団が、製品・サービスの品質管理や改善、不具合品の低減、安全対策に取り組む(QC活動)ことをQC活動という。
↓QC(品質管理)検定の概要に関しては、下記リンクをご覧ください↓ 目次 サブローこんにちは。サブローです。 本日はQC検定(品質管理検定)について説明をしていきますので、よろしくお願いします。 目次 QC検定とは? QCとは【Quality Control】の略であり、本 ... 続きを見る
【QC検定対策】 QC(品質管理)検定とは?(2020年度版)
↓QC(品質管理)検定講座のINDEXは下記リンクをご覧ください(随時更新予定)↓ サブローQC(品質管理)検定に関する説明が増やして行く予定なのでリンクに飛ぶような目次(INDEX)を作りました。 随時更新していくので、よろしくお願いします。 モグゾー対象級を記載していますが、あく ... 続きを見る
【QC検定2級対策】講座-目次(INDEX)
業務分掌、責任と権限
◎:内容を実務で運用できるレベル
○ :内容を知識として理解しているレベル
△:言葉を知っている程度のレベル
×:出題範囲ではない項目
組織の部署、役職者や担当者の職務上の責任と権限のこと。
この業務分掌により、業務範囲が明確になり管理ができ、責任が明確になる。
企業において業務分掌規程が確立されていないと、部署ごとにおこなわなければいけない仕事、それぞれの担当者ごとに細分化しておこなわなければいけない仕事などの担当区分が明確にならず、組織で混乱を招き業務に支障が出る可能性がでてくる。
管理項目
◎:内容を実務で運用できるレベル
○ :内容を知識として理解しているレベル
△:言葉を知っている程度のレベル
×:出題範囲ではない項目
日常管理では、管理の対象として「管理項目」と「管理水準」を設定する。
管理項目には管理間隔(年次管理項目、月次管理項目、日常管理項目等)、管理対象(品質、原価、生産性等)、管理目的(維持、改善)、管理派生(日常管理、方針管理等)、管理時点(原因系、結果系等)のような種類がある。
JIS Q 9023:2018では、『目標の達成を管理するために評価尺度として選定した項目』とある。
異常が発生されたとき、原因追究・処置の手続きと役割分担を決めておくことが重要である。
管理点
結果系管理項目のことであり、工程で管理すべき品質の項目。
様々な管理項目の内、自身ではコントロールできない結果系の管理項目の事。言い換えれば、異常があった場合に直接対応が出来ない管理項目の事になる。対応を行うためには、その結果に至った様々な要因系の管理点に対して改善を行う必要がある。
製品が「狙いの品質」となる目標値に対し、どの程度の出来映えなのかを結果で確認する場合や、部門別・職位別管理項目として、方針管理や日常管理の方策の達成度を管理するのに使用する管理項目である。
管理項目を細分化し、評価尺度として選定した項目は「原因系管理項目」または「点検項目」と呼ばれることがある。
点検点
点検項目、原因系管理項目のことであり、様々な管理項目の内、自身でコントロールできる要因系の管理項目の事。つまり異常があった場合に直接対応が出来る管理項目の事である。
SQC-Std-001:2013(日常管理の指針)では、『工程異常の発生を防ぐ、又は工程異常は発生した場合に容易に原因が追究できるようにするために、プロセスの結果に与える影響が大きく、直接制御が可能な原因系の中から、定常的に監視する特性・状態として選定した項目』とある。
管理項目一覧表
管理項目一覧表は、部門別、職位別管理項目を一覧表にまとめ、その管理項目、管理方法(管理基準、頻度、処置方法等)、管理担当、管理資料などを併記したものである。管理項目や管理水準をこの一覧表に載せて組織内部で公開しておくとよい。

下の講義内容も是非ご覧下さい!!
関連
QC検定対策 前回の講義内容(第31回)
『方針管理』-【QC検定の対策講座】#31
関連
QC検定対策 次回の講義内容(第33回)
Coming Soon