QC検定

『品質保証(プロセス保証)②』-【QC検定の対策講座】#17

サブロー
こんにちは。管理人のサブローです。QC検定(品質管理検定)の資格取得を最終的な目的として解説をしていきたいと思います。

第17回目の対策講座(実践編#8)の今回は

品質保証(プロセス保証)#2

の説明をしていきますので、よろしくお願いします。

モグゾー
こんにちは。サポート役のモグゾーです。2級を対象としていますが、内容は3級、4級も網羅しています。また参考として対象級を記載していますが、4級に関しては記載の中でも基本的な部分のみを押さえればよいかと思います。

QC=Quality Controlの略で品質管理の意味。また職場内で自発的に集まった少人数の集団が、製品・サービスの品質管理や改善、不具合品の低減、安全対策に取り組む(QC活動)ことをQC活動という。

↓QC(品質管理)検定の概要に関しては、下記リンクをご覧ください↓

↓QC(品質管理)検定講座のINDEXは下記リンクをご覧ください(随時更新予定)↓




品質保証-プロセス保証

検査の種類と方法

<参考> 必要知識:1級:◎  2級:〇  3級:〇  4級:△
◎:内容を実務で運用できるレベル
○ :内容を知識として理解しているレベル
△:言葉を知っている程度のレベル
×:出題範囲ではない項目

<検査の種類>

●受入検査・購入検査 ⇒ 供給者から提出されたロットを受入れてよいかどうかを判定するための検査であり、外部から提出されたロットを購入する場合は【購入検査】と言います。提出されたロットとは一般的に「原材料」、「半製品」「製品」などを指します。

●工程検査・自主検査 ⇒ 工場内において、半製品をある工程から次の工程に流してもよいかどうかを判定するために行う検査です。また実際の作業者自身が、付加作業(加工、部品取付など)について行う検査を【自主検査】、【自主チェック】と読んでいます。

●最終検査 ⇒ 完成した品物が、製品として要求事項を満足しているかどうかを判定するために行う検査です。

●出荷検査 ⇒ 製品を出荷する際に行う検査です。

<検査の方法>

●全数検査 ⇒ 製品またはサービスの全てのアイテムに対して行う検査のことを指します。

●無試験検査 ⇒ 品質情報・技術情報に基づいて、サンプルの試験を省略する検査を指します。

●間接検査 ⇒ 受け入れ検査で、供給者側のロットごどの検査成績を必要に応じて確認することにより受け入れ側の検査を省略する検査、または購入検査で、供給者が行った検査結果を必要に応じて確認することによって、購入者の試験を省略する検査を指します。

●抜き取り検査 ⇒ ロットから、あらかじめ定められた抜き取り方式に従って、サンプルを抜き取って試験し、その結果をロット判定基準と比較して、そのロットの「合格」「不合格」を判定する検査を指します。

●完納検査 ⇒ 下記にある【官能検査、感性品質】の項目を参照

計測の基本

<参考> 必要知識:1級:◎  2級:〇  3級:△  4級:△
◎:内容を実務で運用できるレベル
○ :内容を知識として理解しているレベル
△:言葉を知っている程度のレベル
×:出題範囲ではない項目

計測とは、JIS Z8103(日本工業規格「計測用語」)では、「特定の目的をもって、事物を量的にとらえられるための方法・手段を考究し、実施し、その結果を用い所期の目的を達成させること」と定義されています。

計測の管理

<参考> 必要知識:1級:◎  2級:〇  3級:△  4級:△
◎:内容を実務で運用できるレベル
○ :内容を知識として理解しているレベル
△:言葉を知っている程度のレベル
×:出題範囲ではない項目

JIS Z 9090では、計測の管理に関しては「校正」が重要です。計測器を校正する作業は、点検と修正の2つから成りっています。

点検⇒修正が必要であるか否かを確認するため、測定標準を用いて測定器の誤差を求めて修正限界(修正が必要か否かの判断)との比較を行います。

修正⇒計測器の読みと測定器の真の値との関係を表す構成式を求め直す標準の測定を行い、校正式の計算または計測器の調整を行います。

JIS Z 8103では、計測管理とは「計測活動の体系を管理すること」と定義されています。

測定誤差の評価

<参考> 必要知識:1級:◎  2級:〇  3級:△  4級:×
◎:内容を実務で運用できるレベル
○ :内容を知識として理解しているレベル
△:言葉を知っている程度のレベル
×:出題範囲ではない項目

測定した値をどう評価するかは簡単なことではありません。測定値は真の値ではなく、必ず誤差が含まれることから、信頼性の評価困難がともないます。従来、信頼性の評価は真の値を基準に考えられ、測定値のかたより(系統誤差)とばらつき(偶然誤差)を合わせて評価していました。
しかし、真の値を求めるのが困難であり、測定値の評価が一様ではなかったことから、測定結果の信頼性を統計学の観点から判断する手法が考え出されました。これが「不確かさ」という考え方です。誤差を統計処理によって推測することで、真の値がどの範囲にあるかを割り出します。

例:加工した金属棒の長さの測定値は寸法100mm、不確かさ±0.01mm、信頼度95%というように表記します。この場合、真の値が95%の信頼度で99.99〜100.01mmの間にあることを示しています。

この手法は、国際標準化機構(ISO)をはじめとする国際規格で採用されています。

官能検査、感性品質

<参考> 必要知識:1級:◎  2級:〇  3級:△  4級:△
◎:内容を実務で運用できるレベル
○ :内容を知識として理解しているレベル
△:言葉を知っている程度のレベル
×:出題範囲ではない項目

完納検査⇒人間の感覚(視覚・聴覚・味覚・嗅覚・触覚等)を用いて、品質特性を評価し、判定基準と照合して判定を行う検査のことになります。当然ながら人間の感覚に頼って検査するため、ばらつきが発生します、その精度を向上させるために下記のことに留意する必要があります。

①官能検査の合否判定基準となる【限度見本】を整備する必要がある。限度見本では"合格限度見本"と"不合格限度見本"の両方を揃えると、検査精度が向上する。

②官能検査は人の感覚で検査するため、検査精度が検査環境によってい左右される可能性があるため、照明の明るさの管理等、環境を整備しておく必要がある。

③誰が検査しても同じような判定結果が得られるように、検査手順、方法等の検査作業の標準化を図り、また検査員の教育を継続していくことが重要である。

モグゾー
それでは、今回はここまで。最後までお読みいただきありがとうございました!
下の講義内容も是非ご覧下さい!!

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2020年4月10日公開 | 2020年10月8日更新

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