『MsgBox』関数の使い方【VBA入門講座#7】

サブロー

こんにちは。サブローです。

『Microsoft Excel』(以下Excel、エクセル)の中の機能としてある[VBA] について基本的な説明をしていきます。

仕事の改善や個人的な知識向上に役立ててください(^o^)

第7回目の今回は

･VBAでメッセージ画面

について解説していきますので、よろしくお願いします。

前回までのVBAに関するINDEXは下記を参照してくださいね。

↓サブログ内部リンク(VBA用INDEX)↓

MsgBox関数

書式：MsgBox(prompt,[buttons],[title],[helpfile],[context])

メッセージ画面を表示します。

引数でメッセージの内容やメッセージ画面のタイトルの文字、表示するボタンの内容を指定します。

引数①prompt　⇨　省略不可。ダイアログボックスに表示するメッセージ内容を指定します。(最大1024文字程度)

引数②buttons　⇨　省略可能。ダイアログボックスに表示するボタンの種類や、表示するアイコンタイプを指定します。

引数③title　⇨　省略可能。ダイアログボックスの上部タイトルバーに表示する文字列を指定します。

※引数titleを省略すると、タイトルバーには「Microsoft Excel」と表示されます。

引数④helpfile　⇨　省略可能(但し⑤とセットで指定が必要)。ヘルプを表示する場合、ヘルプファイルの名前を指定します。

引数⑤context　⇨　省略可能(但し④とセットで指定が必要)。ヘルプを表示する場合、ヘルプに対応したコンテキスト番号を指定します。

メッセージの改行

メッセージが長いとメッセージ画面上、またはコードウィンドウ上で見にくくなってしまいます。
その場合、改行を行うと見やすくなります。

★メッセージ上の改行

★メッセージ上の改行　＋　コードウィンドウ上での改行

引数：buttons

複数のボタンを使用する場合は、間に｢+｣を入れます。

例：｢vbCritical+vbOKCancel｣など

表示できるボタンを下記にて紹介します。

定数　/　値　/　内容

vbOKOnly　/　0　/　[OK]ボタンのみを表示します

vbOKCancel　/　1　/　[OK]ボタンと[キャンセル]ボタンを表示します

vbAbortRetryIgnore　/　2　/　[中止]、[再試行]、および[無視]の３つのボタンを表示します

vbYesNoCancel　/　3　/　[はい]、[いいえ]、および[キャンセル]の３つのボタンを表示します

vbYesNo　/　4　/　[はい]ボタンと[いいえ]ボタンを表示します

vbRetryCancel　/　5　/　[再試行]ボタンと[キャンセル]ボタンを表示します

vbCritical　/　16　/　警告メッセージアイコンを表示します

vbQuestion　/　32　/　問い合わせメッセージアイコンを表示します

vbExclamation　/　48　/　注意メッセージアイコンを表示します

vbInformation　/　64　/　情報メッセージアイコンを表示します

vbDefaultButton1　/　0　/　第1ボタンを標準ボタンにします

vbDefaultButton2　/　256　/　第2ボタンを標準ボタンにします

vbDefaultButton3　/　512　/　第3ボタンを標準ボタンにします

vbDefaultButton4　/　768　/　第4ボタンを標準ボタンにします

※標準ボタンとはメッセージ画面を表示したとき、最初に選択されるボタンです。

一番左が第1ボタンになります。

MsgBoxの戻り値

メッセージ画面がおされたボタンの戻り値は下記になります。この値に応じて実行する内容を分けることができます。

定数　/　値　/　内容

vbOK　/　1　/　[OK]ボタンが押された

vbCancel　/　2　/　[キャンセル]ボタンが押された

vbAbort　/　3　/　[中止]ボタンが押された

vbRetry　/　4　/　[再試行]ボタンが押された

vbIgnore　/　5　/　[無視]ボタンが押された

vbYes　/　6　/　[はい]ボタンが押された

vbNo　/　7　/　[いいえ]ボタンが押された

vbOKOnly　/　0　/　[OK]ボタンのみを表示します

MsgBox使用例

例①

例②　　戻り値で指定した場合

モグゾー

それでは、今回はここまで。最後までお読みいただきありがとうございました！
下のVBA講座も是非ご覧下さい！！