
第9回目の対策講座(手法編#6)の今回は、
【QC7つ道具 #3 チェックシート】
の説明をしていきますので、よろしくお願いします。

QC=Quality Controlの略で品質管理の意味。また職場内で自発的に集まった少人数の集団が、製品・サービスの品質管理や改善、不具合品の低減、安全対策に取り組む(QC活動)ことをQC活動という。
↓QC(品質管理)検定の概要に関しては、下記リンクをご覧ください↓ 目次 サブローこんにちは。サブローです。 本日はQC検定(品質管理検定)について説明をしていきますので、よろしくお願いします。 目次 QC検定とは? QCとは【Quality Control】の略であり、本 ... 続きを見る
【QC検定対策】 QC(品質管理)検定とは?(2020年度版)
↓QC(品質管理)検定講座のINDEXは下記リンクをご覧ください(随時更新予定)↓ サブローQC(品質管理)検定に関する説明が増やして行く予定なのでリンクに飛ぶような目次(INDEX)を作りました。 随時更新していくので、よろしくお願いします。 モグゾー対象級を記載していますが、あく ... 続きを見る
【QC検定2級対策】講座-目次(INDEX)
QC7つ道具
品質管理で活用されて効果の高い手法を【QC 七つ道具】と名付けられました。【QC 七つ道具】を用いて職場やサークルで改善を行うには、それらを勉強して活用の目的を理解することが大切です。QC 七つ道具は、主に数値を扱うものが中心の手法ですが、 【QC 七つ道具】として選ばれた手法は、下記の手法があります。
①パレート図
②特性要因図
③ヒストグラム
④グラフ
⑤チェックシート
⑥散布図
⑦層別
の七つです。今回の講座では、【チェックシート】を説明していきます。
【チェックシート】
◎:内容を実務で運用できるレベル
○ :内容を知識として理解しているレベル
△:言葉を知っている程度のレベル
×:出題範囲ではない項目
現場でデータを収集や整理がしやすいように、あらかじめデータを記入する枠や項目名などを書き込まれた記録/調査用紙です。データの分類や項目別の分布、出現状況を把握することができ、データを手際よく収集、整理をするために活用される手法となります。チェックシートを使用することで、誰もが短時間で間違えずにチェックできます。また事実を確認したり、項目別の情報を簡単に取得することができます。
【チェックシート】の種類
「チェックシート」には、次のように2つの種類があります。
記録用チェックシート・・・・原状把握を目的としたチェックシート
点検用チェックシート・・・・点検・確認を目的としたチェックシート
記録用チェックシート
「記録用チェックシート」は、データをいくつかの項目に分類して、マーキングできるようにした表または図です。不具合品等の状況や、その発生原因を把握するために状態・結果を書き留めておくもので、データの記録として使用することができます。記録が終わったときは、全体としてどの項目に集中しているのか一目でデータを把握することができます。
記録用チェックシートの種類としては、次の3つが代表的なものです。
〇不具合位置調査チェックシート
製品の欠点の発生位置をマーキングしていうもので、どんな不適合項目が、どこに多く発生するかを知りたい時に使用します。
〇度数分布調査用チェックシート
特性のばらつきがどのように分布しているのかを調査するために使用します。数値のまま記録するのではなく、寸法や重量等の特性値をあらかじめ区分けして、データが得られるたびにチェックしていきます。
〇不適合項目調査チェックシート
どのような不適合項目が、どのくらい発生しているかを調べるために使用します。不適合項目をあらかじめ記入しておき、不具合が発生するたびに該当する不具合項目にチェックを入れていきます。
点検用チェックシート
「点検用チェックシート」は、確認しておきたい事項を書きならべた表です。この「チェックシート」に書かれた項目をチェックします。例えば作業の実施や機械整備の実施を確認するために使用できたり、事故や間違いの防止、安全の確保のために使用することが可能です。

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