仕事でも使うことが多い『Microsoft Excel』(以下Excel、エクセル)の機能の1つであるExcel関数を説明していきます。 仕事の改善や個人的な知識向上に役立ててください(^o^) 第1回目の今回は数学/三角関数である ・【SUM】関数 ・【AVERAGE】関数 ・【MIN】関数 ・【MAX】関数 ・【COUNT】関数 の説明をしていきますので、よろしくお願いします。
↓Excel関数に関する講座は下記インデックスからご覧ください↓ 目次 Excel関数の項目が増えてきたので、リンクに飛ぶような目次(INDEX)を作りました。 随時更新していくので、よろしくお願いします。 目次(INDEX) Excel関数 INDEX 関数講座番号内部 ... 続きを見る
Excel関数目次(INDEX)
Excel(エクセル)関数とは、『ワークシート関数』と呼ばれるもので、表計算で自動で出したい数値を数式化して算出するものです。この関数を用いることで、面倒な計算等の作業を一瞬で算出表示することができます。応用で複雑な計算式(条件式)で値を抽出することができます。関数を覚えて業務に効率化をしていきましょう!!!
下記の図ですが、製品"A"の出荷数を日付ごとに記載した表を示しています。
状態の把握の為、出荷総数(SUM)、出荷平均数(AVERAGE)、最大出荷数(MAX)、最小出荷数(MIN)、入力完了数(COUNT)
をF~G列に記載しています。
"F8セル"~"F12セル"にそれぞれの関数式を説明の為に載せていますので、参考にしてください。
[SUM] 関数 (サム)
エクセル関数例:=SUM(D3:D22)
英語での意味:総計、合計と同じで、個々の値、セル参照、指定したセル範囲、これらの組み合わせによる数値を合算できます。
上記例で説明すると、セルD3~D22(D3+D4+D5+D6+・・・D20+D21+D22)の値を合計します。
=SUM(A2:A10,B2:B20)のように複数の合算も可能です。
これは、セルA2~A10、B2~B20の数値の合計を表しています。
[AVERAGE] 関数 (アベレージ)
エクセル関数例:=AVERAGE(D3:D22)
英語での意味:平均と同じで、指定した範囲内の平均値を表します。
範囲内に文字列や空白セルが含まれている場合は無視されます。(0は含まれます)
上記例で説明すると、セルD3~D22(D3+D4+D5+D6+・・・D20+D21+D22)の合計値/有効セル数の値を表示します。
ちなみに
・条件に一致するセルの平均値を求めるには『AVERAGEIF』関数を使用します。
・複数の条件に一致するセルの平均値を求めるには『AVERAGEIFS』関数を使用します。
これらは、別の講座で説明していく予定です。
[MAX] 関数 (マックス)
エクセル関数例:=MAX(D3:D22)
英語での意味:最大(最大値、Maximumの短縮系)と同じで、指定した範囲内の最大値を表します。
範囲内に文字列や空白セルが含まれている場合は無視されます。(0は含まれます)
上記例で説明すると、セルD3~D22(D3、D4、D5、D6、・・・D20、D21、D22)の中でのの最大値を表示します。
[MIN] 関数 (ミニマム)
エクセル関数例:=MIN(D3:D22)
英語での意味:最小(最小値、Minimumの短縮系)と同じで、指定した範囲内の最小値を表します。
範囲内に文字列や空白セルが含まれている場合は無視されます。(0は含まれます)
上記例で説明すると、セルD3~D22(D3、D4、D5、D6、・・・D20、D21、D22)の中でのの最小値を表示します。
[COUNT] 関数 (カウント)
エクセル関数例:=COUNT(D3:D22)
英語での意味:Countと同じで、指定した範囲内のセルの数値や日付のセル個数を表します。
上記例で説明すると、セルD3~D22(D3、D4、D5、D6、・・・D20、D21、D22)の中で、空白以外のセルの数をカウントしています。
※範囲内に空白セルや文字列が含まれている場合は、そのセルは無視されます。(0は含まれます)
含まれないものの例:あ、"1"、'1、TRUE、FALSE、空白セル
ちなみに
・空白でないセルを数えるには『COUNTA』関数を使用します。
・条件に一致するセルを数えるには『COUNTIF』関数を使用します。
・複数の条件に一致するセルを数えるには『COUNTIFS』関数を使用します。
これらは、別の講座で説明していく予定です。
おまけ
[TEXT] 関数 (テキスト)
今回はC列の方にB列の日付に応じた曜日が記載される関数を使用しています。
エクセル関数例:=TEXT(セル番号,"aaaa")
"aaaa"の表示形式コードを以下のように変えることで、曜日の表示けいしきを変更できる。
aaa → 月、火、水、木、金、土、日 ・・・今回のサンプルの表示状態
aaaa → 月曜日、火曜日、水曜日、木曜日、金曜日、土曜日、日曜日
ddd → Mon、Tue、Wed、Thu、Fri、Sat、Sun
dddd → >Monday、Tuesday、Wednesday、Thursday、Friday、Saturday、Sunday
※関数の分類的には文字列操作の分類となります。